台湾で銀行口座を開設する
台湾で銀行口座を開設する
台湾は日本の隣で、各都市から2時間から3時間程度のフライト行くことのできる身近な国(地域)です。
以前にも増して日本人の海外の銀行口座開設が目立ってきているような気がします。香港に関しては口座開設ツアーなども開催されており、有料の口座開設サポートでは口座開設にかかる費用も日本円で30000万円も40000万円もかかってしまいます。もちろん今では日本に住んだまま(旅行のついでなど)で外国人が国外口座を開設するのは非常に難しくなっているので無理もないでしょう。台湾なら比較的簡単に開設できる。今回は台湾での口座開設の例の紹介です。
これまでも仕事の関係や、資産の配分で海外の銀行を使用する人は一定数は存在していましたが、日本の経済低迷が続いたのと、円高続きそして現在の円安など双方のメリット、そしてリスクヘッジのために資産を複数通貨で形成する、複数国で保有するのも以前より少しづつ日本人にも増加している傾向が今のスタンダードになりつつあります。そのためにはまずは銀行口座の開設が第一歩でしょう。香港のHSBCなどに比べると台湾での銀行口座開設は汎用性が低くなりますが、外国銀行によく見られるVISAデビットなどもセットになっているので、もっていれば何かと便利な存在です。
外国人が国外に口座を開設するのは年々厳しくなっている
海外口座は一昨年の4月ごろより世界的に一段階厳しくなり、更には昨年7月に厳しくなり、今年4月からもやや厳しくなってきているようです。
報道で見るHSBCのマネーロンダリングの騒ぎがそうさせている感も否めません。
僕は海外不動産投資の関係上、タイの銀行口座、カンボジア銀行口座、香港銀行口座、中国銀行口座など複数の国と銀行で口座開設のサポートをしていますが、全面的に口座開設は厳しくなっている傾向です。比較的簡単だったタイ国内の銀行口座ももそろそろ全面的に厳しくなってきました。現在は一部の銀行と支店、で口座開設は可能ですがそろそろ全面で難しくなるでしょう。
台湾での銀行口座開設は比較的まだ簡単。もちろん台湾にもHSBCの支店もありますし、当然ながらHSBCならマルチカレンシー口座。台湾でのHSBC口座はまだトライしていませんが、一般銀行なら口座開設は可能です。
これはマネーロンダリングに対する対応強化と、オフショア利用による税逃れに対する先進国での一斉圧力からなるのが一般的な見方ではありますが、以下のような外圧がかけられているのもありますし、HSBCの不祥事が続いていることも大きな理由の一つでしょう。
「6月28日(ブルームバーグ):国際組織「金融活動作業部会(FATF)」(事務局パリ)は、マネーロンダリング(資金洗浄)およびテロ資金対策の不備への対処を怠ってきたと日本を名指しし、対応の強化を求める声明を発表した。」記事引用
台湾で銀行口座を開設する方法
台湾での銀行口座開設
■必要なもの
・パスポート
・中華民国統一証号基資表※発行日当日有効
■中華民国統一証号基資表の取得方法
内政部入出国管理署に行く
中華民国統一証号基資表取得窓口で中華民国統一証号基資表申請書パスポートを提出
中華民国統一証号基資表申請書は事前にDLして記入していくと少し早い。
DLフォーム⇒http://www.immigration.gov.tw/public/Data/3711165529.pdf
申請用紙の住所はホテルの住所でOK
取得費用は不要だが、パスポートのコピー代が3NTDぐらい必要
場所:台北市廣州街15號
MRT小南門駅から徒歩5分ぐらい
発行時間10分程度(混雑にもよる)
■口座開設
次に移動して『中山分行』(ホームページ https://www.megabank.com.tw/about/about04_01_11.asp)
MRT中山駅から徒歩5分ぐらい
ここは入ってすぐ右手に新規口座開設のカウンターがある。
住所とか質問は一切なくて即受付。
口座名は漢字の名前か英語の名前を選べる
ハンコを求められるが、なければサインでOK
所要時間2時間程度(2人同時に受付をしていたので少し時間がかかった)
口座開設時にネットバンキングの利用と海外送金も出来るように言えば手続きをしてくれる。
その日にネットバンキングのID、VISAデビットの機能がついたキャッシュカードと通帳を発行してくれます。
デポジットは下限はなくて100NTDでもいい。
台湾に足を運んだ際には台湾で銀行口座を開設してみてはいかがでしょうか?