カンボジアの銀行金利は6%
カンボジアの銀行金利は6%
通貨の分散、資産の不動産、金融商品などへの分散、諸外国への分散の一般化もここ数年でかなり進んでいるように感じます。各地で行われている海外保険や海外不動産などのセミナーもそうですし、海外ツアーも頻繁に開催されているようです。
以前は円高のうちに海外への資産移動がメジャーでした。
USドルに関しても、1ドル、80円台が主流だったころに、預金の保有通貨をドルに変えただけでも現在の通貨価値としては、40円も得したことになるので、仮に100万円をドル建てで預金したとしても40万円前後の為替差益が入ってくることになるわけです。
日本に住んでいるだけでは、円の価値の変動などは通常の生活では大きな影響もなく、生活実態に大きく反映されることもありません。ですが世界的な通貨価値で見てみると、仮に1ドル90円スタンダードで考えても、以前より日本円は3割も通貨価値を落としたことになります。※基軸通貨ベースで見た場合。
もちろんどちらかひとつの通貨だけに依存するならば、逆に大きく損をする可能性もあります。なので両建てで保有するとプラマイゼロで自分の資産を減らしません。ですが世界にはユーロや中国元など様々な通貨もあり、それだけでは安心できる時代ではない背景が通貨のポートフォリオを加速させている背景があります。
日本人個人の外国通貨保有量が最低レベル
諸外国では自己資産のキャッシュは30%は外国通貨で保有するのがスタンダードだと言われています。日本人で複数通過で預金を保有しているのはわずか3%とか。日本の銀行が米ドル預金など他国通貨での預金サービスなどを一般化させていないのも一般化しない理由のひとつかもしれません。
このような全体背景から、外国銀行に口座を開設して、預金するのがおすすめでもあり、流行りつつある現象となっているのです。
カンボジアの銀行預金は年率6%
その中でも親日国で、日本からさほど遠くない東南アジアのカンボジアの銀行金利が際立っています。
2年定期預金で年率6%。
カンボジアでの銀行口座開設がおもしろい。カンボジアの銀行により金利に多少差はありますが、おおむね2年の定期預金で6%の金利はぜひ作っておきたい口座のひとつです。
銀行金利だけで考えると、スリランカの9%、ラオスの10%とまだまだ高金利の政策金利を持つ国は多いのですが、カンボジアの特徴は、流通する通貨が自国のリエル紙幣ではなく、アメリカ合衆国の米ドル紙幣なのです。カンボジア国内の流通通貨が米ドルで、自国通貨リエルが補助紙幣(セントのようなポジション)なので、カンボジアの銀行預金も米ドル預金が一般的なのです。
米ドルで預金して6%の銀行金金利なのがカンボジアの大きな特徴で、多くの日本人が口座開設に訪れる理由のひとつでしょう。
日系資本の銀行も
カンボジアのローカル銀行では不安という声も多いでしょう。ですがカンボジアには日本の資本はかなり進出しており、一部の銀行では筆頭株主は日本の銀行だったりするケースも珍しくありません。
アグレダ銀行は筆株主は、日本の三井住友銀行。
カンボジア最大の銀行であるACLEDA BANK Plc.(アシレダ銀行orアクレダ銀行)日本ではアグレダ銀行という発音で問題ありません。
プノンペン商業銀行(PPCB)は、SBIが筆頭株主。
この他にもマルハンJAPANバンクや、アジア各国の銀行も多く進出しています。
カンボジアでの口座開設は比較的カンタン
外国での口座開設は年々難しくなっていますが、カンボジアでの銀行口座開設は以外に簡単です。
銀行により異なりますが、基本的には空港でマルチプルビジネスビザ(50ドル前後)を取得していればOKなところが多いです。上記のプノンペン商業銀行、マルハン、そしてカナディアバンクでは日本人行員が対応してくれるので、初めての方でも比較的簡単に口座開設が可能です。
皆さんもカンボジアで銀行口座開設をしてみてはいかがでしょうか。