張家界に行ってきました。(中国湖南省張家界市)
中国の張家界に行ってきました。
こんにちは紺野昌彦です。
先月、初めて中国の湖南省にある張家界市に行ってきました。
理由は香港に居住するビジネスの諸先輩たちと、会話をしており香港に住んで長いのにお隣の中国メインランドってそんなに知らないよねって話から。
香港から中国は深センまではバスで35分ほどで38HKD、地下鉄でも45分ほどで45HKDという身近な距離、そして広州までも香港のホンハムから鉄道で160HKDくらいで2時間という身近な距離。日本では日帰り旅行の距離にあります。
そんな香港からは身近な中国の奥地に今年は数箇所足を運ぼうという話になり、早速行ったのが湖南省の張家界。
この張家界には、みなさんもテレビやネットでご覧になった事があるかと思いますが、ガラス張りの回廊や、米国グランドキャニオン並みの自然の造形美がたくさんある地域。
一番最後に張家界の位置関係や行き方を書いています。
張家界市のど真ん中から全長7km強の長距離ロープウェイがこの天門山を形成する台地(標高1200mのテーブルマウンテン)まで出ています。
これに乗り山頂の台地まで行くとそこには1000mの絶壁に続く、空の回廊が広がります。
便利なのが張家界市内のど真ん中にロープウェイの乗り場があるということ。
なので市内のど真ん中に宿を取っても観光には十分問題もなく楽しめます。
高さもまず日本で感じる事がないレベルでのソワソワ感がたまらないです。
この全長7km以上のロープウェイに揺られ山頂に着くと次の画像のような高所に設置された空の回廊が続きます。
正直言ってここがなかなかのスリル感があります。
もちろん高さもそうなのですが、やや老朽化も目に付いたり、偏見というわけではありませんが、20年、30年前の中国のクオリティーと思えばスリル感も数倍という感じ。
ですがもちろんスリルを体感しに来ているので、そんなのはご愛嬌。
このテーブルマウンテン天門山への観光は丸一日は必要でしょう。
山の上だけでも相当な面積があり、見所もあります。もちろん画像のような回廊だけではなく、一番有名なのが次の画像、そうガラス張りの回廊でしょう。
ただ予想していたよりも怖くないのが正直な感想です。高所恐怖症の人は別だと思いますが、僕自身はそこまでの恐怖感は感じられませんでした。ですが一見の価値は十分にありますね。
ここは専用の靴を履くので、ガラスにも傷もなく案外下までクリアな光景が楽しめます。
張家界市にはまだまだ見所があります。
この張家界の郊外にある風光明媚な観光地を全て見るのには1週間は必要と言われる広さ。
次の場所もネットなどのメディアで見た方も多いのではないでしょうか?
ガラス張りの吊り橋です。
ここも同じ張家界市にあります。
市内から車で1時間30分ほどにあるこの吊り橋もまたスリリング。
景色の美しさは先ほどの天門山がやや上ですが、スリル感はこちらの方が上かもしれません。少なかれ僕はそうでした。
ただ画像をご覧のように人が多い。。
先ほどの天門山よりスリル感はこちらの方が上なのは、ガラス張りの面積がこちらの吊り橋の方が多いのもあるでしょう。
初めは「こんなのよく作ったな」程度に関心を持ちつつ歩いているのですが、中盤に差し掛かり後半につれ興奮と関心度は薄れ、次第に冷静な自分になるわけですが、そうなるとまたここで、この人の数、そして思ったより薄いガラス、高さ、そして中国クオリティーというのが脳裏を交差し、別の恐怖感が心に現れます。
この時点でスリルさはピーク。こうなるとここまで来た甲斐もあるというもの。景色を見るゆとりも半減し、恐怖感を堪能しながら、橋を渡り切る事に専念したくなります。
ここは橋こそ15分もあれば渡りきりますますが、長いのがここからなのです。
橋は往復で渡ることは出来なく一方通行。
橋を渡り切ると、大きな渓谷がありそこのほとりを約2時間かけて、出口に向かいます。
ここもまた絶景。一見の価値アリ。
このような絶景の回廊が延々と2時間。もちろん高所の場所は前半の30、40分くらいで一番下に降りてしまいます。
その後は渓谷沿いをトレッキングするイメージでいいかと思います。
もちろん本格的なトレッキングではありませんが、スニーカーでないときついかもしれません。
下に降りる途中で見た際に見上げた吊り橋はこんな感じ。もちろんここから倍以上の距離を下ることになります。
下まで降りるとご覧のような渓谷の谷間を延々とトレッキングなのですが、マイナスイオンたっぷりで、透き通る清流の畔を気持ちよく歩く事ができます。
途中複数複数の売店やトイレもあるので、ほどよく休憩しながら全行程は3時間くらいでしょうか。
かなり充実したトレッキングになりますよ。
途中にはこんなところも。これは有料ですが35元くらいなのでトライする価値あり。
そして下山の最後は船で帰路につきます。
もちろんこの船は吊り橋を渡る料金に含まれていますのでお金がかかりません。
この船も環境に配慮して、エンジンではなく電動です。
電動化は日本よりもかなり進んでいる印象ですね。
まだまだ張家界周辺の見所はありますが、次回の紹介にしたいと思います。
さてまだまだ日本では聞きなれない張家界ですが、場所はどこにあるのか?
地図で見ると中国のど真ん中。そしてここの周辺の多くはナショナルパーク。流石に今のご時世なので中国のナショナルパークでもかなり環境保全には力を入れており、日本顔負けの部分もあります。もちろん全くゴミなどは落ちてもいませんし、ほとんどの皆さんが喫煙ルールも守っています。
時代の移り変わりでしょうか。まだ日本の飲み屋街や繁華街の方がルールに反した喫煙を見かけるくらいです。
当然パトロールなどの巡回員がいたりするのもあってのことかもしれませんが。
本当に中国のど真ん中付近なのです。
僕たちが行ったのは、香港から。
香港から一度、広東省の広州市にある広州空港から国内線に乗り換えて張家界空港まで飛びます。
おそらく日本からは上海まで一度飛んで国内線に乗り換えて張家界空港までのアクセスになると思います。
今ではスカイスキャナーというフライトの比較予約サイトなどもあるので、簡単にフライトを探していただけると思います。
天門山へは張家界市内からロープウェイが出ているので比較的簡単にいけるでしょう。
ガラス張りの吊り橋は、ホテルなどで行き帰りの車をチャーターしてもらうのが便利かもしれません。自分の時間に合わせることができますからね。
車のチャーターでも数百元なのでそこまで高くはないと思います。
中国もここまで奥地にくると人が驚く程素朴で親切。
都市部のようにぼったくりなどほとんど遭遇しませんでした。気持ちチップを渡そうとしても受け取らないくらい、素朴な皆さんでした。
一度機会を見つけて、中国、湖南省、張家界付近に遊びに行ってみてはいかがでしょうか?
後半ブログでは張家界の武凌源、そして貴州省近くにある鳳凰古城を紹介したいと思います。
紺野昌彦