紺野昌彦のコラム・時代の変化の果てに

こんにちは紺野昌彦です。

タイに滞在中は時間に少しゆとりもあり、自己の頭の中の整理も捗ります。
頭の整理も兼ねていくつかブログを書き下ろしてみたいと思います。

一昔前は、「石の上にも三年」「 櫂は三年櫓は三月」「桃栗三年柿八年」などと本物になる為には、そして実を取るにも、一定以上の修行や歳月が必要という、ことわざが日本にはありました。もちろん今でもそうでしょう。

ですが、今の時代では3年という歳月での技術革新のスピードは目覚しく、下手をすれば経済の仕組みそのものが異なってしまう時代へと変化と進化を遂げました。

いくつか例を上げると、仮想通貨(暗号通貨)は、数年前には産声を上げていましたが、今のように急激にメジャーとなったのはここ3年でしょう。
ビットコインだと2008年、2009年には産声をあげていますが、経済誌に取り上げられ大手銀が参入するに至ってはまだ1年くらい。
そして旬は去年から今年にかけてかもしれません。当然「桃栗三年柿八年」などはとうに通用しないことわざにもなっています。

また他にも、民泊の代表的な存在であるエアービーアンドビーもしかりでしょう。
米国での誕生こそ2008年ではありますが、日本で爆発的に増加したのもここ2年から3年です。
またこれに合わせた法整備しだしたのも昨年くらいからでもあり、民泊特区が東京都大田区、大阪市などでスタートしたのも昨年2016年だったと思います。もちろん早い段階から目をつけて2013、2014年からやっている方も少なからず存在していますが、それでも3年、4年でしょう。エアビがメジャーという文字が適応されるようになったのは、日本ではやはり2015年末くらいではないでしょうか。

情報が伝播する期間の加速は、IT社会と情報化社会の発展と並行して急激に進化と超加速を遂げました。その日の情報はその日のうちにマーケットに反映されるようにもなっています。もちろんこのような振興ビジネス以外に、経済の原点ともなる為替や株式市場のようなリアルタイムマーケットでは、時間の勝負は今に始まったわけでもなく、即時に反映が社会の常識、経済の通念にもなってからでも、既にけっこうな歳月が過ぎているにも関わらずにです。

この情報化社会の中で日本式の古い通念や概念は果たして邪魔だてしているのでしょうか?

当然、僕こと紺野昌彦も基本は一定の情報を仕入れ、それに対する文献も調べ、そしてビジネスに転換する作業を行ってきています。
ですが、これでも時代とスピードの変化にはついて来ていないと思うことは多々あります。(人より早い方とは自負していますが)

未経験でトライしなかった例

前述のビットコインに関しても6年前には話は聞いていましたし、仮想通貨(暗号通貨)は「今後伸びるよ」と先駆者の友人の複数から、話も聞かされていましたし、半強制的にウォレットも作らされ、最初にビットコインを購入したのも4年ほど前です。

ですが結果として「専門外でもあり」「詳しくもない」「背景もそこまで知らない」という3つの要素が大きく邪魔をして、またとない資産を増やすチャンスを逃してしまったのも事実でした。それは僕の記憶に新しい事でもあります。

紺野昌彦

紺野昌彦

未経験でトライした例

かと言ってエアービーアンドビーに関しては、2015年の終わりには既に準備もはじめ、2016年の初頭には10室以上はスタートさせていました。
もちろん元々宿泊業として昔、自身でゲストハウスもやペンションも経験したことがあり、かつては外資系ホテルや日系大手ホテルにも永年勤務した経験を持つにも関わらず、マーケット構造の微弱な環境や、安定化した模範スキームというものが、まだ極めて少ない状況でもあり、反映できるデータ数の不足などより、痛い目も見てきました。(現状でも継続はできていますが)

やってみないとわからないこと、業態としての中身を深く知るにはトライするこですが、ここで改めて「桃栗三年柿八年」と痛感する場面ではありました。
とは言いながらも振興マーケットはトライして安定したスキーム化ルーティン化させることが勝者にもなり、重要でもあるのですが。

事実上現在もトライアンドエラーでいろいろとトライを続けています。

紺野昌彦

紺野昌彦

もちろんこれ以外にも海外不動産や海外ファンドなど以前は経験のなかったジャンルへの参入で、大きく成功した例も多くあります。
現在も海外での不動産は複数所有していますし、金融商品の保有や株の保有もあり継続的に利益をもたらしています。

予想以上にキャピタル増加にも繋がっています。

どれも紺野昌彦として、初めてのトライではありました。
決してこれまで金融機関に所属したわけでもありませんし、不動産会社に勤務した経験があったわけでもありません。

振興マーケットに対し魅力と可能性を感じてトライした結果でもあったわけです。

さて、現在の加速度の増し、世界経済が大きくパラダイムシフトしつつある現在、新しいビジネスが生まれる速度もこれまで以上となり、世界ランキングに君臨する企業も5年で順位が入れ替わる時代、人のスタンスとして、過去の習わしや慣習でだけでは生き延びることができないのは事実でしょう。

ですが過去から続く人間の知恵、文明の生み出した知恵やノウハウも決して無視できるものでもありません。

昔より自由度の増した現在社会では、自由な個人主義、自由な発想、そして振興マーケットへの投資は、どんな誘惑があったにせよ誰もが自己責任で個人の判断で紡ぐわけであり、年齢や立場を超えてもそれは変わらないでしょう。
ですがそのチャレンジを怠った時が、本当のロートルでもあり、現在進行形のビジネスの社会(ビジネスに精通しなくても関わりたく無くても実はその渦中にある)から置いてけぼりを受けるのであり、最後はその勝率だけが結果と残るのでしょう。一度や二度の失敗やつまづきでとやかく言うものでもありません。

紺野昌彦

 

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