香港の保険は海外保険の中で一番便利かも。

香港保険は海外保険の中で一番便利でオススメかも。
香港の保険の年率は4%以上が当たり前。

こんにちは紺野昌彦です。
今回は香港保険がオススメと言う内容。僕の会社は香港にあることから月に半分近くは香港に滞在しています。少なくても月に5日から10日は香港でそれ以外は、その他の国々で仕事をしています。

そんな関係で、滞在中に香港に遊びに来る友人が後を絶ちません。
もちろん理由は様々で、美味しい中華料理を食べる、ショッピングを楽しむ、お隣の深センでお買い物と様々ですが、香港保険、いわゆる生命保険、積立保険やいろいろな投資商品を買いに来る人も多かったりもします。

香港は皆さんご存知のとおり金融が著しく発達した都市でもあり、香港に集まる金融資産(投機マネー)は東京の6倍とも7倍とも言われています。
生命保険や積立保険など、香港の保険が魅力的なのは、そんな金融都市としての背景も一つの理由だったりします。そんな人気の香港の金融を保険(生命保険や積立保険)にベンチマークして考えてみましょう。

海外保険、香港保険を語る前に香港になぜ投機マネーがそれだけ集まっているかを説明。

1)地政学的理由が大きいでしょう。
日本からフライトで4時間以内にあるオフショアである。(福岡や沖縄からだと3時間、2時間圏内)

2)税率が低い
香港の最大課税率は16.5%で、投資運用する会社にかかる課税率がそもそも日本より格段に低い。

3)インカムゲイン、キャピタルゲインが非課税
株の投資により発生する利益や、為替取引で発生する差益は非課税。

4)関税がほとんど非課税である。
自動車、石油、ワインを除くアルコール類、タバコなどは例外。

このようにビジネスを行う、投資運用を行う上で極めて便利な税制が、投機マネーを呼び込む大きな理由の一つなのです。

さて香港保険だけで見てみましょう。
香港の人口は約750万人。日本の約1億2000万人と比べると10分の1以下しかいませんが、香港にある金融機関の数を見ればちょっと驚きの数字だったりします。

  機関名    香港    日本
  銀 行    290行    330行
 生命保険会社    65社    45社
   損保会社    96社    45社

上記の表はPCから御覧ください。

香港と日本の人口の差が10倍以上ありながらもこれだけの銀行や生命保険会社の数が香港には存在します。
結果的に競争力が高くまた信用力がなくては生き残れない環境であるのが背景の一つにあります。これは身近な存在でもある保険関係にベンチマークしての検証ではありますが、ファンドなどの投資運用や、その他の金融デリバティブにも当てはまる事です。

格付けの高い香港

経済に関する各付けではほとんどのもので日本や、都市別で東京都と比べても香港が高い事がもうひとつの特徴だったりもします。

科目 香港  東京
経済自由度指数  世界1位  世界30位
経済競争力指数  世界1位  世界26位
GFCIランキング  世界3位  世界  5位
借金ランキング  世界180位(借金が少ない)  世界  1位(借金が多い)
各付け評価(S&P)  AA+  BB+

世界金融センター指数(GFCI=Global Financial Centers Index)

上記表はPCから御覧ください。

この指数を見るだけで、香港の金融商品の方が日本をベースとした金融商品より安心できるのはわかるのではないでしょうか。
この中で最も人気の高い商品、より会社の各付けの高い保険会社や損保会社、金融機関の販売する商品を購入することでさらに安心度が高くなるという事です。

当然香港の保険だけで見ても、日本の保険会社よりも各付けが高いところは多く存在していますし、預かり資産も大きいところも存在していますので、時価総額や運用資産総額だけでも安全性は高いと判断してもいいというわけです。

大きく邪魔をする日本の赤字国債

上記の表の中で、特筆すべき点があります。
4番目にある借金ランキングです。現在日本政府が発行する赤字を埋めるために発行している国債は約1000兆円あります。億ではなく兆ですよ。
これは誰が買っているのでしょうか?
ご存知の方も多いでしょう。
これは日本の銀行、郵貯、保険会社などの金融機関が半義務付けで買わされています。
要するに日本の金融資産(銀行預金、郵便貯金、生命保険など)の預かり資産の約40%は日本の国債での運用が占めています。
言い換えると、日本人の金融資産の40%がほとんど金利の無い国債で運用されている、または国債と化しているわけでもあります。さらには現在のマイナス金利政策では、長期国債の利回りはマイナス0.1%程度なので、個人向け国債の利息は下限として設定されている0.05%はまだマシとしても、日本の保険の金利が元本割れしているものが出ているのが当たり前であったりもする事情がここに隠れているのです。
ちなみにこの日本の国債は日本人のあたり赤ちゃんから老人までを含めて、1人あたり約800万円の借金と言われていますが、香港は同じく赤ちゃんから老人まで含めて1人あたり約200万円のプラスのお金がある香港政庁のプライマリーバランスでもあります。

保険会社の運用利益が解約返戻金に大きく反映する

香港ではほとんどの保険会社で現在年率ベースでの算出で日本より格段に高い4%以上が当たり前です。
これはもう銀行に預金しているより断然いいのではと思います。
また途中解約などの違約がない限り元本が保障されているものもたくさん存在します。

日本の保険と比較した場合、日本では預かり資産の約40%が国債でフリーズされて、のこり60%で運用をするわけで、これも社債や株などのインデックス投資など様々でしょう。ですが、日本ではこれらの配当には配当課税が20%課税されて、更に法人課税で約39%課税(一部減税)されるので、エンドユーザーが手にする解約返戻金に大きく左右するわけなのです。

これに対して香港は、預かり資産の運用で発生するインカムゲイン、キャピタルゲインは非課税、そして保険会社の最終利益にかかる法人所得税も最大課税が16.5%なので、利幅が大きく、これがエンドユーザーの解約返戻金に反映されるので、利回り換算で4%以上の高いパフォーマンスが出るという仕組みなのです。
なので、決して利回りすなわち解約返戻金が驚くべき高さというわけではなく、香港では普通ということなのです。

もちろんこのパフォーマンスは、香港の生命保険や積立保険だけではなく、多くの金融デリバティブにも反映されるロジックですし、FX等の為替取引や、株のトレードだけで生活しているいわゆる投資家やトレーダーが非課税なのをメリットと感じてこぞって移住しているという側面もひとつの証拠にもなるのではないでしょうか。

気になる解約返戻金は?

香港の保険での解約返戻金の例としてですが、もちろん払込期間によって異なって来ますが、払込期間も、2年、3年、5年と短いものもあり、5年払込で考えても10年で約140%、20年で約200%、30年で約400%と福利も重なりかなり大きくなります。(詳しくは香港の保険会社やIFAで計算してもらってください)
このペースで増える保険は日本ではまず存在しませんが、何度も言うように香港では普通の一般的な商品です。
僕自身は保険やでもなんでもありませんので、詳しく書いた対談記事がありますので、参考までに。
紺野昌彦対談記事

日本人がいつでもどこでも香港の保険、海外の保険に加入できるわけではない。

ここまで条件がよければ誰でも直ぐに入りたいと思うのは当然でしょう。
ですが実はちょっとハードルが高い部分もあります。
香港に65社ある保険会社で日本居住の日本人を受け入れている会社は数えるほとです。大手の保険会社では概ね2,3社ではないでしょうか。

その理由は、たとえは日本国内に支店(支社)を開設している保険会社(日本で金融庁で登録している)は、日本国内の顧客はその国の支店、支社の所轄となる。また言語の関係で受け入れしていない、日本の金融庁の圧力で受け入れしていないなどその理由は様々です。
近い将来はもっと日本に住んだまま海外の保険を利用するのは難しくなるでしょう。

現在ではまだ大手保険会社(日本生命より資産規模も各付けも大きい)で数社は受け入れています。

ただし、日本国内での保険の加入手続きは違法です。なので現地香港に足を運んで加入しないと行けないという事になります。
逆に言い返せば、香港まで行けば誰でも加入できるということなのです。

香港には日本人を顧客として受け入れている保険代理店(IFA)がたくさん存在します。
もちろんそんな香港のIFAでは、日本語カスタマーサービスも充実しており、日本語での説明、日本語での手続き、日本語でのメール、電話対応も可能なので、安心です。
ただし現地に赴いて加入するという手続きは必須です。

香港や海外でIFAを選ぶ際には大手を選択する。

おそらく香港では20社以上のIFAが保険代理店として日本在住の日本人顧客に対応しているでしょう。
その規模も小から大まであるでしょう。そんな数多くあるIFAの中でも実績がある、大きな会社を選ぶ事が重要と考えています。もちろん保険会社は大手なので潰れるリスクはほぼ無いにしても、日本語でカスタマーしているわけではありません。カスタマー対応するのはIFAになり、10人程度の小さなところはある日突然なくなっているということもあるかもしれません。なので僕が複数社紹介する香港の保険を取り扱うIFAは数百人規模の大手ばかり。

香港で保険会社や金融商品を選ぶのも各付けのランクが高い、また預かり資産額の大きな会社の方が潰れるリスクは格段に低いわけで、IFAもまた大きな方がより安心を考えるからです。あとは対応してくれる人との相性でしょうね。

僕はビジネスでこのようなサービスをおこなっているわけではありませんが、香港に長く滞在していることもあり、多くの友人が遊びに来てくれたり、ついでに海外、香港で保険や投資商品を探したいという問い合わせや依頼もあるので、月に1日、2日は紹介したりする日を設けています。
興味がある方は一度、香港のIFAや投資運用会社に訪れてみるのも面白いかもしれませんよ。

知っているか知らないかで大きく将来は異なります。

紺野昌彦

香港保険

香港保険

上記の画像は香港の金融機関に視察旅行に行った際ののものです。

保険商品やファンド商品などの勉強を重ねて金融リテラシーの向上に貢献出来ればとの活動です。

紺野昌彦

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2件のフィードバック

  1. 2018-07-14
  2. 2019-10-23

    […] 生業しているわけではありませんが、僕の会社がある香港には定期的に足を運ぶのですが、その次いでに友人やそのまた友人などに、香港の保険、投資商品などを繋ぐ事が多々あります。 […]