紺野昌彦、深セン紀行、深セン電化街
こんにちは紺野昌彦です。
今年に入り中国最大電化街、電気街のある深センに来る回数が多くなっています。概ね月に2回くらい。
深センは中国、広東省の南部に位置し、ちょうど香港と面している中国南部最大の都市です。
広東省自体でも人口が1億800万人という巨大な省ではありますが、その中でも深センは最大の人口を有し、webサイト上では1400万人と出ておりますが、住民登録上の人口で現地で聞くと2500万人オーバーだとか。
それもそはずで深センで有名な電化街、電気街で働く若者の多くは地方からの労働者で、また飲食店や郊外の工場で就労する人達も出稼ぎ労働者。この総数を合わせると住民登録の倍近くに達するとか。
この中国最大の電化街、電気街は華強北というエリア。世界の工場そしてアジア最大のシリコンバレーでもある深セン電化街、電気街の中心部でもあります。一見バッタ屋がひしめくこの深センの電化街、電気街は今では多くの世界企業や上場企業を排出しており、この混沌とした密集工場地帯こそがアジア経済を牽引しているひとつの心臓としても機能していると言っても過言ではないでしょう。
2017年の時点で深センに本社を置く上場企業は、実に150社だとか。中には米国で上場していたり、香港ハンセン市場で上場する企業もあり、ここ深センは中国でも上海証券市場に次ぐ重要な株式市場でもあるのです。
wecahtで有名な時価総額世界ランキング10位以内にランクインしたテンセントもここ深センに本社があり、電化街、電気街から産まれた世界企業であることは有名な例でしょう。
つづく。
紺野昌彦