世界最大級のベンチャーキャピタル
こんにちは紺野昌彦です。
昨年の暮れ頃になりますが、記事に書き忘れていた出来事がありました。
これこそ忘れては行けない程の内容ではあるのですが、仕事が多忙な時期も重なっておりましたので。。
特にここ4、5年は外資系企業とのお付き合いやお仕事が、実に仕事の70%は締めるほど外国企業との共同案件が多く、今回の記事もそれに纏わる事となります。
記事のタイトルでもある世界最大級のベンチャーキャピタルとありますが、恐らくは文字通り世界最大のベンチャーキャピタルでしょう。
いろいろと仕事をする中で、そのベンチャーキャピタルの名称を日本人で知る人も少ないようでした。
もちろん金融関係の仕事や、同じくベンチャーキャピタルやファンドなどへお勤めの方はご存じでしょう。
セコイアキャピタル(Sequoia Capital)さんです。
セコイアキャピタルさんは1972年にアメリカで設立されたベンチャーキャピタルで、運用資産総額は1兆5000億ドルで日本円にて約184兆円のお化けサイズのベンチャーキャピタルとなります。
これまでの主要投資先は、グーグルやアップル、YouTubeにインスタグラムなどほとんどが皆さんの知っている企業で、是非参考までにウィキペディアで検索してみてください。
さてこのセコイアキャピタルは、本体はアメリカですが、現在では中国、香港、シンガポール、イスラエル、インドに拠点を持ち様々なテクノロジー企業を中心に投資を続けています。
たまたま僕が役員を勉める上場企業の一社がニューヨーク証券取引所市場で上場する際のベンチャーキャピタルもこのセコイアキャピタルでした。
当然、僕風情とは接点すら無かったわけではありますが、状況のような間接的な関係と、現在僕が担当する案件で一定の資本を要する事情からセコイアキャピタルのアジア件での事実上のナンバースリーのポジションのディレクターを一昨年から接点を持たせて頂ける環境ができました。
当然このプロジェクトは日本での事でもあったので、一昨年には日本の新聞各紙に記事としても掲載された事もあり、一部の財界人には知れることとなったわけです。
それもあってか、沖縄で2年に一度の割合で開催される財界中心の懇話会でもある、沖縄懇話会のスピーカーとしてセコイアキャピタルを沖縄で登壇させれないかとの相談があり、そのプロジェクトが始動していました。
流石に冒頭で説明したように約184兆円規模の企業の経営陣なので、そう上手くは行くかは疑問ではありましたが、この沖縄懇話会というのもこれまたなかなかのご面々の集まられる会でもあり、何とか快諾となりました。
なかなかのご面々とは、一部の方々をご紹介すると、オリックス創業者の宮内前会長、森トラスト打点社長さん、みずほ証券会長、株式会社麻生の麻生社長、ダイキン工業の井上会長などこのようなご皆様方という背景が実現に後押ししてくれたところもあったのです。
この懇話会の基調講演は、森トラストの伊達社長。
パネラーとしてセコイアキャピタルからグレン氏が登壇頂けました。
会場の様子はこんな感じでした。完全に沖縄懇話会の会員のみのご参加。
当然これだけの企画でもありましたので、テレビの撮影も入り後日に特集番組として放送もされています。
この懇話会の議題は、沖縄の観光収入を2兆円を目刺して何が必要なのかということでした。
沖縄は現在の観光客数は1000万人を超えて、ハワイの観光客数すら抜いたわけですが、その観光収入は実にハワイの37%しかないのです。
この会からの提言はこれまで政府や県の政策にも反映されて来た経緯もありこのような場からの提言も多いに必要なのです。
オリックスの宮内氏と。
セコイアキャピタルのアジア圏でのトップスリーに入るグレン氏と。
彼の決済権だけでも5兆円だとか。
そして1日にデューデリジェンスする件数は3から5案件だとか。本当に投資の最前線なのです。
このようなエピソードでしたので、なかなか忘れてしまうこともと。。
思い出したように記録として残しました。
昨年2018年の11月27日の出来事でした。
紺野昌彦