深センがGDP規模で香港を抜く日も近い、紺野昌彦

こんにちは紺野昌彦です。

前回に続いて深センの続きです。
深センの電化街(電気街)華強北に足を運ぶ機会が多く、深センのネタが続いていますが、先日の中国滞在は、深センから広州へと約10日間ほど仕事も兼ねて紺野昌彦は旅を続けました。

深センの企業とのお付き合いが深くなるにつれ、新鮮のリアルな生の情報もより多く見聞きする事に繋がるのですが、景気や経済がやや後退気味の中国の印象は、ここ深センでは一切受けることはありません。

むしろ本当に中国は景気が悪いのか?と疑念すら抱く次第です。

それもそのはず中国の深センは、華強北を代表するように多くの電子産業が集積されるアジアのシリコンバレーとして発展を続け、前回に書いたように時価総額が40兆円近い大企業テンセントを筆頭に約150以上の上場企業が地域を牽引しています。

そんな深センの昨年2015年のGDP成長率は実に8%台と高く、2016年は8.6%とも言われています。
実際に数字で見てみると、深センのGDPは約2兆元で日本円にして約32兆円になります。

これと比べて香港ですが、香港の同年のGDPの成長率は前年比2%ほどで、日本円換算で約33兆円だとか。

これで見ると深センのGDP比で香港を超える日はもう少しですが、これは地域としてのGDPとなるので、国民(地域住民)一人当たりのGDPで考えるとまだまだ香港が圧倒的なのは明白でしょう。

香港の人口は約700万人であり、深センの人口は地方の出稼ぎ労働者を含めると約2500万人です。

ひとりあたりの生み出す生産性はまだまだ圧倒的なのは香港でしょう。

ただ深センのクリエイティブ度は年々増しているのは事実でもあり、香港に肉薄し続けているのも事実。10年ほどの歳月を積み重ねると現在の深センは今より遥かに驚くレベルの都市に成長していう事は間違いないかもしれませんね。

深セン市

深セン市

こちらは現在深センに建設が進められているいわゆる新都心。
ここには多くのIT企業が集積されます。
ここで働く就労者の数は実に10万人だとか。

深セン市

深セン市

ここは2017年の9月に本格的オープンします。
現在既に全てのオフィスが契約済みの深セン市の経営するオフィスタウンです。
電化街(電気街)華強北からは約30分ほどの距離になりますが、地下鉄や地方を結ぶバスターミナルもこの都市に移設されます。

紺野昌彦

紺野昌彦

全体はこんな感じ。
ほぼ完成済み。知人企業もここに9フロアーを借りて本社を移設します。

紺野昌彦

 

 

 

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