海外移住日本人の増加
海外移住の日本人の増加
海外移住、海外進出、海外投資などという言葉が、多くの雑誌やWebサイトなどに目に付きます。
Webの普及により豊富な海外情報が出回り出し、気軽に欲しい情報を獲れるようになったIT環境が、日本人に海外という選択肢をもたらしたように感じています。
もともと島国である日本は、陸続きで他国へ行ける多くの国々とは感覚も大きく違ってるでしょう。最近ようやくその風穴があいたのでしょうか。
また日本企業の海外進出も目まぐるしく、これに付随して海外赴任になる日本人の増加、日本人の海外旅行者増で日本自体の流動人口の増加になっている部分もあるでしょう。
それがいつの間にか海外の情報リテラシーの醸成につながってきたのが現在増加している海外移住者の数なのかもしれません。
海外に移住するといってもそう簡単ではありません。一定の所得や資本も必要となり、また海外に移住した際の生活力が伴わなくてはそもそも海外での生活自体が行えません。
結果として海外移住する人の多くが一定以上の資産を持っているいわゆるアッパーミドル以上の富裕層であることも特徴のひとつでしょう。
以下のチャートは日本人の海外移住者の増加傾向を表すものです。
平成元年頃から比較すると概ね倍近い海外移住者となっています。
比較的多くの富裕層が海外へ流出する理由の一つが日本の税金と社会保障の高さでしょう。
富裕層の多くが移住する香港やシンガポールでは最大課税率が16.5%であったり、最近人気のタイに関しても20%の課税率と低く、生活費も安価。資産を形成するにはいい条件でしょう。もちろんそれには現地での職や資産を増やす工夫ができるのが大きな条件でしょう。また今では教育や医療水準も日本と変わらないレベルであったりします。
子育て層に人気なのはアジア圏ではマレーシアがあげられます。マレーシアは国自体がトライリンガルで、マレー語、英語、中国語がそれぞれお公用語レベルなので、英語教育と豊かな生活環境が人気を呼んでいます。
移住が一般かしつつある中、ダントツの人気はアメリカ合衆国でしょう。
現在アメリカに居住している日本人の数は既に50万人を超えています。
続いて日本人の居住者数の多い国は次のとおり。
2位中国
3位オーストラリア、
4位カナダ、
5位タイ王国
参考までにヨーロッパ圏、アフリカ圏は邦人在留者は減少傾向です。
中国、タイに関しては多くの日系企業が進出しているので、それに対する駐在員の多さもあるでしょう。中国でピーク時で約15万人でタイは7万人(タイに関しては在留届を出さない居住者も多いので15万人前後と言われています)
移住1番人気と歌われてるマレーシアは以外に少なく約2万人オーバーで、シンガポールが約3万人、香港も約2万人です。
皆さんも自分のスタイルで住みやすい国を探してみてはいかがでしょうか。
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