バンコク不動産、2015年第1四半期は前年同期比4.7%上昇
タイ不動産価格の上場が顕著です。
タイの不動産価格が上昇を続けるのは、一般的な背景からみても別段目新しいものではありませんが、一昨年の長期的な反政府デモ、昨年のタイの軍事クーデターとタイ経済を低迷させる状況が続きましたが、タイそのもののポテンシャルを失うものではありません。
結果として、タイの不動産価格や株価などには大きく影響することなく推移しています。※パタヤ不動産に関しては昨年からのルーブル安の影響で上げ幅は低い。
ただ中長期化したデモとその後の関係で一定期間はGDPの下方修正ではありました。この3月に軍政府は景気の下げ止めも宣言し、指数全般的に上昇傾向にあるようです。
慢性的なバーツ高は、輸入原材料には有利ですが、輸出産業には一定のダメージもあるようです。中国経済の上げ止めから、産業のアジア分散に伴いバーツ高になっている背景がありますが、利下げにシフトする影響を示唆して一時的にタイバーツは、5年8ヶ月ぶりに安値圏の1ドル=33バーツ台まで下落しました。この時期にタイ不動産を決済したかたはよかったと思います。
タイ経済はインバウンド数から観光収益や公共事業への投資は指数から回復しているのが伺えますが、バーツ高が今後のネックな部分でしょう。
バンコク不動産のコンドミニアム価格指数、2015年第1四半期は前年同期比4.7%上昇
以下newsclip記事より
【タイ】タイ政府住宅銀行(GHB)不動産情報センターがまとめた2015年第1四半期のバンコクのコンドミニアム価格指数(2012年100)は112・5で、前年同期比4・7%、前期比0・5%上昇した。
指数は1平方メートル当たり5万バーツ未満の物件が114・8(前期比2・7%上昇)、5万―8万バーツの物件が118・8(同2・6%上昇)、8万1―12万バーツの物件が115・4(同0・1%上昇)、12万1バーツ以上の物件が108・6(同0・1%上昇)だった。
そのようなバーツ高のタイ経済の中、不動産は順調の価格推移を見せています。販売価格の指標はタイ政府住宅銀行がリリースした情報ですが、第一四半期は約5%の伸び率を示しています。(前年同期比)もちろん平均比ではありますが、郊外部分、中心部、駅徒歩圏などによりこの価格は大きく幅があります。
バンコクの不動産だけで考えると駅前や新駅周辺の新興エリア物件は、プレビルドコンドミニアムで20%から30%の幅の上昇も珍しくありません。タイの不動産の総計でも購入するエリア、バンコク都内でも路線価など複数の視点で見てるのも面白いかもしれません。まだまだ面白いタイ不動産
タイ中央銀号が利下げを決定
2015年3月12日 タイ中央銀行が利下げを決定. ▫ BOT(タイ中央銀行)は11日の金融政策決定会合で、 政策金利を0.25%引き下げ、1.75%へ。
タイ中央銀行は2015年4月29日、2会合連続で予想外の利下げに踏み切り、政策金利をこれまでの1.75%から1.50%へ。
このように断続的に利下げしているのも注目すべき点でしょう。
事実上の利下げは不動産や株などに資本が流れる傾向もあり、どのようにタイマネーが流動するのか注目どころです。個人的には不動産などの固定資産の上昇に拍車がかかるのではとも感じています。
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