紺野昌彦のコラム・中国の深セン紀行
こんにちは紺野昌彦です。
仕事のベースが香港ということもあり、中国の深センにはほぼ毎月足を運びます。
深センをご存知の方も多いはずです。
今では中国では第三の都市にまで政調している世界屈指の大都市です。
現在の人口は2400万人にまで増加しています。参考までに香港の人口は800万人弱。
深センは30年ほど前には人口が3万人程度だった漁村でしたが、中国の改革開放政策でいち早く華南経済圏として発展した経緯があります。
一説ではGDPは香港を超えたとか。
人口規模では同じ広東省の省都の広州市を遥かに凌駕する勢いです。
平日の夜の9時での深センの老街の人の賑わいです。
中国の地域によっては経済の停滞も報道されていますが、まだまだそれは肌で感じることがあまりありません。
深センの成長力もやや鈍化したとは言え十分な牽引力を感じます。
また同じ中国の沿岸都市の厦門や福州などは現時点でも10%近いGDPの伸びも見せており、全体での統計と、局地的な景気が大きく違うのが中国の特徴なのかもしれません。
深センのある広東省だけでも日本の人口にと匹敵する約1億1000万人の人口を有していますのでひとつの国家でありなが一括りで中国を見るのは難しいのです。
紺野昌彦
紺野昌彦