紺野昌彦のコラム・香港の中国の関係と今後

こんにちは紺野昌彦です。

皆さんの香港のイメージはどんなイメージでしょうか?
40代以上の皆さんは、独立した自由経済地域というイメージをお持ちでしょう。
また若い世代の皆さんは中国の一部というイメージを持ってる傾向が高いようにも感じます。

実際に香港は、1997年に英国領から中国に返還されてからは、事実上中国でありながらも中国政府の一国二制度での自由経済を維持しつつ、独自の発展を遂げてきたのは紛れもない事実です。

ですが近年、中国政府の介入レベルが少しづつ上昇し香港の行く末を心配する声もちらほらと聞くようになりました。

では実際に今後の香港はどのようになっていくのでしょうか?

皆さんもご存知のように、中国は中国共産党の一党政治が継続している、自由度の低いイメージでしょう。
実際の現地のビジネスは一定の自由主義国家と変わらない自由度ではありますが、為替制度や基軸通貨をもちいない、グローバル基準に大きく隔たりを持ってるのも事実でしょう。

Googleツールも使えませんし、国外のSNSも使用制限もありますし、送金や通貨の持ち出しにも今ではさらに制限もかかっています。
自由経済が加速した現代社会に置いて閉鎖的であるのは紛れもない事実でしょう。

そんな中国の経済構造で、唯一自由経済、自由貿易であるのは香港です。

もちろんそれがあるからこそ、世界でトップクラスの金融基地でもあり、世界中の銀行や証券会社などの金融機関の中継基地になってるのも事実でしょう。ここを閉ざすということは中国経済にも大きな影響があると言われています。

またそんな自分の首を絞めることを中国政府はできないと市場が見ているのが実際のようです。
民衆の一定の満足度を維持することこそ、現在の政権の長寿の方法でもあり、それには一定の経済成長と経済の安定を中国政府と言えども第一として捉えているのは、これまでの中国政府の経済政策から見て取ることができると思います。

また中国の多くの政治家、官僚、党幹部、資産家が蓄財しているのも香港でしょう。
自分たちの国際基準での資産保持、ポートフォリオでの資産保持のためにも香港は必要なので、少し香港の政治を締め付けることはあったとしても、完全に中国と併合することは考えにくいと見られてもいるからです。

香港中国返還20周年

英国より香港が中国に返還されて20年になりますが、この20年に大きな政治的変化がなかったのがその証拠ではないでしょうか。

ただ香港は中国の一部である。という政治的なパフォーマンスを定期的に、香港の住民や世界に対して行っているのが、この間に発生した香港の政治的な事件なのでしょう。

香港の言語は北京語ではなく広東語です。
時折、尖閣の問題や反日でもなども香港で起きている報道が日本でも放送されることがありますが、このことを香港人の友人に聞くと、ほとんど全てが北京語でのデモ行動であるそうです。広東語ではない。イコール大陸メインランドからの流入者もしくは、何らかのイデオロギー操作での演出だろうとの事でした。
日本の報道でもこの言語区分の違い、香港のマインドではないことも同時に説明もするべきでしょうね。

現在の香港から日本へのアウトバウンドは、実に香港住民の19%ほどの人口が年に1回は訪日するというレベルに達している親日エリアなのです。

紺野昌彦

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