米国の拡張思想と中国の拡張思想

こんにちは紺野昌彦です。

最近は中国の滞在が昨年より多くなって来ています。今月も既に2回、3都市に滞在して来ました。

さて米国と中国が現在貿易を中心に大きな摩擦が生まれています。どちらが良い悪いの議論はさておき、ある意味では似た者同士の両国について少し検証してみたいと思います。

似た者同士と言うと語弊がありますが、両国共に思想の根底に拡張思想が根付いているのが大きな類似点のひとつと感じています。

そして別の時に書きますがロシアもまた拡張思想の帝国主義だったりも。

まずは米国ですが、多くの皆さんがご存じのように、アメリカは元々は先住民族が住むヨーロッパ文化を知らない未開の地でした。コロンブスが逆回り(大西洋を横断してインド方面に抜ける)でアジア航路を目指した過程で、アメリカ大陸を発見します。

その名残がカリブ一帯が西インド諸島と呼ばれる由縁であったりも。

かいつまんで言うと、そのヨーロッパ白人文化を知らなかったアメリカ大陸に、当時イギリスで迫害されていたピューリタントが、王族、貴族のヒエラルキー体制、宗教的なヒエラルキー体制とダブルの圧政から脱して自由の地を求めて移住したのが発端です。

ピューリタントとは簡単にですが、プロテスタンのグループであり当時イギリスのこ国教会に大きく改革を求めていた振興勢力で、これが元でイギリスで弾圧を受ける事にもなりました。

彼らが求めた新天地、新たな大陸の北米にはヨーロッパの伝統でもある封建制は存在しなく、国教会という宗教観念をコントロールする組織もなく、宗教の上の自由と平等が存在する国作りが可能でした。

そこで作られた新たな民主主義国家がアメリカ合衆国の祖となるわけで、一部先住民族の弾圧や西域に支配地域を拡張や、南北戦争などの経緯をえながらも成長を続けました。この行動も後々のアメリカのグローバリズムの発端として、アイデンティティとして作り上げられる過程には影響しているのかもしれません。

その後はスペインが支配、統治する植民地の西インド諸島を自由と平等と言うなの解放を目指さんと米国はスペインは戦争を起こします。いわゆる米西戦争です。

多くの学者は米国のグローバリズムの起点はこの米西戦争頃からだと論じています。その後は太平洋諸地域のスペイン領などを自由、民主主義の名おいて解放を始めています。

太平洋戦争の初期にフィリピンが米国の精力下であったのもそんな背景です。それから西はまだイギリス、フランス、オランダなどの支配精力が点在していたので、これまでの拡張はフィリピンまででした。

この拡張政策?拡張思想?こそが米国におけるグローバリズムであり拡張思想の根底の部分にあるわけです。今でもアメリカ型の民主主義、自由主義の拡張を続けている由縁でしょう。

同時にこれは広大な影響力を持つ地域を拡大する側面もあり、経済にも大きく繁栄をもたらす事も理解しての事立だったでしょう。なので覇権主義的な要素も十分に含むと思います。

このアメリカ拡張政策の現在の東の端はちょうど韓国、日本、台湾なのです。

その東の海の向こうは中国大陸です。

 

さて次に中国ですが、近年ですが中国のイメージは中国共産党の支配する近代中国としての印象が強いでしょう。

この中国の根底にあるのが中華思想です。

元々はこの中国大陸は複数の民族(かなり多い)が住むヨーロッパ的な要素が高い国ではあるのです。ここに紀元前2300年(諸説あり)には始めの文明として黄河文明が発祥して、100を超える小国家か点在していたと考えられています。

ここに紀元前770年頃により春秋戦国時代に入って大きく7つの国に淘汰されるわけですが、この頃の遺跡などでは、まだ使われる文字なども異なり、類似していても異文化、異民族の毛色が高かったのだと思います。

それが紀元前221年頃に秦が中国を統一した時からが中華思想内での中国の拡張思想の期限だったりもするのです。

この頃から小国同士の戦乱は無くなり、行き交う人の自由、統一の言語、法律、行政システムなどが中国全土に広がるわけです。

その後多くの中国王朝は南進や北伐を始める事になり、三国史での魏の国は日本に金印を送り自国の影響下の国として承認をしたり、鎌倉時代にば蒙古の襲来もあったりとその一部は歴史に刻まれています。また中華を納めたモンゴル帝国はヨーロッパまで拡張した時期も持ちます。

ただ中国大陸という広大な領土国家の統一を維持するとうメカニズムの維持は、現在に入っての米国の覇権主義的な世界的な拡張には至らなかったと考えています。

そして近代に入ってからは中国は内戦に次ぐ内戦で国土は疲弊して、中国共産党が実行支配権を獲得するに至たり、内政の何度かの移管の過程を持ち、共産党の一党独裁での市場経済導入と言う現体制に至ったと言う背景でした。

近代、特にここ20年内で中国が急成長したのはこれまで抑制された経済、自由市場が段階を置いて解放されたからで、これが一気にグローバルな平均値に追い付いて来ただけのことです。

 

ちょっとここで僕個人の主観による中国の理解ですが、中国の歴史から見たらこの紀元前からの流れは、紀元前から共和制、議会制を用いたローマとは異なり、皇帝とその周辺が実権を握り、一人の皇帝が生命余断権すら持つ絶対権力がとてつもない歳月にわたり続いたわけで、その黄河文明からの歴史の時間軸と系譜で考察すると、現在の共産党支配が中国の歴史で最も共和的な時期であったりもするのかなとも思っています。今回、習近平さんが自分の任期を伸ばした事は別の談義としても、主席に任期があり、紛いなりにも互選で主席を選出する仕組みは、これまでの中国における歴史の中では最も民主的な時期でもあるわけです。

 

このように両国は拡張という政治思想が根底にあるのでしょう。

一昔前は、中国は内政拡充が優先時期でもあり、国力、国情からもグローバル的な表舞台に出てくる事が少なく、ここ10年、20年でいわゆる米国と対等な経済体制、経済成長を成したので、その余力が元々の思想概念の根底にあった拡張という形で自然体として現れている現象でしょう。

この米国と中国の境界が、韓国であり、日本であり、台湾でもあるわけで、ASEAN諸国にすら影響力誇示の舞台にも繋がるわけです。

余談ですが、昔イギリスと中国(清朝)との間に起きたアヘン戦争に勝利したイギリスが労働力として大量の中国人を当時の東南アジア植民地に入植させたのが今の華僑の末裔の一部です。

このような背景からイギリスが作ってくれた足場が既にある中国ですから、米国より有利なのかもしれません。

実際の歴史的な背景の流れで、恐らくは自然な偶発的な発生の経済拡張の摩擦であり、軍事的な覇権での衝突の可能性は低いのかなとも感じています。

もちろんまだまだ軋轢や大問題は出てくるでしょうけど。。

そのもうひとつの背景として中国も日本に追従して急激な少子高齢化が進んでおり、人口ボーナス期か過ぎている事もあると思います。

知っていましたか?

日本の人口減少で30年後は20歳から26歳人口が約900万人まで減るという統計があることを。そうなると自衛隊の現有兵力は維持出来ません。(抜本的な改革で出生率が改善すると別)

遠からず中国も10年遅れて同じ現象が発生します。

米国は元々移民政策の国であるので、移民を受け入れることで人口を増加させる事にアレルギーが少なく実行が可能な国家です。(トランプ政権下だけ異例な時期)このようにやがて均衡が保たれるのではないかなと僕は感じています。

米国は自分逹で作り上げた国家と自由主義、そしてグローバルスタンダードにプライドを持ち、中国は他に類を見ない歴史の積み上げにプライドがあるでしょう。

全く僕こと紺野昌彦の主観でベッドでごろごろしながら思った事をスマホで書いただけなのをご了承ください。

続きも書きます。

この客観的な背景分析からどのような思想で僕がいるのかを書いてみたいと思います。

紺野昌彦

紺野昌彦

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