キングダムの撮影場所に行ってみた
こんにちは紺野昌彦です。
漫画キングダムをご存知の方も多いでしょう。僕もそのキングダムファン1人。2019年4月19日より実写化されたキングダムが上映開始されます。
そんなことで、映画キングダムの中国のロケ地となった撮影所の横店影視城に行ってきました。
中国の人口は約14億人。中国には日本の人口の10倍以上が生活しています。
当然、テレビ局や映画会社の数も単純に、日本の10倍以上が存在するわけで、撮影に使われる施設も中国のスケール感、歴史感に合わせた壮大な規模なのです。
今回、実写版キングダムのロケ、撮影が行われたと言われているのは、中国浙江省の義烏市の隣りの東陽市にある横店影視城という撮影施設。
ネット上での噂もあり、キングダム撮影の目撃情報もありで、また中国にいくつかある撮影所、映画のセットがある施設の中でも、原寸大の秦の始皇帝の居城や街並みを再現しているのは、この撮影施設だけなので、キングダムの撮影には適していると思っていました。
というのもここ浙江省の義烏には仕事の関係もあり10年ほど前から何度か足を運んだ事もあり、この義烏の郊外にある映画施設も知っていたのもありましたがいけなかった。またここの撮影所で阿片戦争、ドラゴンキングダム、ハムナプトラ、始皇帝暗殺、HERO、などなど数多くの映画の撮影にも使われて来たのも知っていたので、直感的にキングダムの撮影所はここだろなと想像していました。
また中国歴史ドラマファンの方ならご存知でしょう。三国志描いた中国ドラマのThree Kingdomsなどの撮影もここ、横店影視城でした。
過去にこの撮影所には何度か来よう思ったことはあったのですが、何分ここ浙江省の義烏市は、内陸部にあり交通便も悪いのでなかなか足が向かなかったのもありました。東陽市は更に奥地。
また先程書いたように、仕事で義烏市に行くのも1人というわけではないので、一緒に動向する面子が中国映画好き、また中国史好きでなければ同意も得られず、これまで行くことができませんでした。
そして今回2019年4月5日にようやく足を運ぶ事が出来ました。
ここ横店影視城の秦エリアには観光区画と撮影区画とに分かれており、残念ながら撮影区画はこの日はセットの改修工事で見学出来ずで、一般向公開区のみでした。
それでも画像のエリアは全部見れたので大満足でした。
先程、秦エリアと書きましたが、この撮影所にはキングダムの撮影が行われた秦エリア以外に、紫禁城もまるまるフルサイズで再現されています。もちろん城外の街並みが再現されているエリアも。
本物の北京の紫禁城があるのですが、映画の撮影に許可が最後に降りたのは、かのラストエンペラーの撮影が最後だとか。以降の映画で紫禁城を使用するシーンの撮影の大半はこの撮影所が使われたのではないでしょうか。
おそらくグレートウォールの皇帝の居城もここがロケ地かもしれませんね。
ちなみに以下の画像が、清朝エリアの紫禁城です。
ちなみに入場料は秦朝エリアで170元、清朝エリアで170元、香港、広州エリア(中華民国時代の街並みが再現)で130元です。
ご覧の通りここまで忠実に再現されています。
前述のように中国の人口は日本の10倍以上であり、テレビ局や映画配信会社も恐らくは10倍以上でしょう。
それだけの局が絶えずテレビドラマや映画を制作しているわけですので、これくらいの施設があってもロケ地としての需要があるのです。
それもそのはず、訪問したこの日も、全てのエリアで何かしらの撮影現場には出くわしたくらいです。
撮影時現場を観察していると撮影に使われるセットこそこの撮影所に備え付けられていますが、小道具は全て撮影に応じて付け替えているようでした。
もちろん全部がリアル。
この↑↑↑の画像は撮影が終わり小道具を撤収している光景。トラック数台分はありました。
さてさてそんな浙江省義烏市にある横店影聴城へのアクセスですが、一番楽なのは、義烏国際空港に降りるのが一番。
でも残念ながら日本からの直行便はありません。
上海経由、香港経由、台北経由がフライトでは楽でしょう。
ただし香港、台北からのフライトも週に2便と極めて便数が少なく飛行機を利用する場合は上海が便利でしょう。また義烏空港から撮影所までもタクシーで1時間半の道のりです。
フライト以外では上海から新幹線で義烏に行く方法がありますが、ちょっとはじめての方には難易度が高いかもしれません。
おまけ。
この撮影所では200元を支払えば時代に合わせたいろいろなコスプレをさせてくれます。普段は全くコスプレなど興味もありませんが、キングダムとなれば話は別で、このためにこの施設まで遠路来たようなものでした。
そんな様子がこれです。
最後は秦の皇帝に即位してみましたw
映画キングダムのロケ地と言われる横店影視城に一度足を運んで見てはいかがでしょうか?
さてさてキングダムともうひとつ僕が好きなのが、中国ドラマのThree kingdomsです。
三国志を描いたドラマで2015年頃に話題になったものです。
紺野昌彦