過去の香港銀行口座でもマイナンバーの追加提出
こんにちは紺野昌彦です。
過去に香港の銀行口座開設した人も、マイナンバーの提出が義務化している銀行が出てきているようですね。
昨年2017年1月から香港で銀行口座開設する人は、英語面接だけではなく、日本のマイナンバーを提示するのが義務化されました。
実際に現在は外国人(日本人)が香港で口座を開設するのが非常に難しくもなっています。
それもあってか一昨年の2016年の暮れには、日本人の香港口座開設がややラッシュにもなっていたようです。もちろんそれはマイナンバー無しの間に銀行口座開設を行いたいからでしょう。
ですが2018年4月から2017年以前に日本人が口座開設した香港の銀行口座もマイナンバーの提示がスタートしています。
このように過去に遡り、マイナンバーを追加登録の通知をスタートさせているのは、香港のスタンダードチャータード銀行、HSBC等です。
もちろん応じない場合は口座をクローズされてしまいます。また厄介なのは、英文や中文での郵便通知。分けのわからないまま捨ててしまいそうですよね。通知が来てから提出までの期間は30日との事でした。それまで手続きしないと口座はブロック。
実際に先週、香港で銀行の支店長クラス2人に聞いてみたところこの両銀行は、英国系銀行で金融庁からの申し入れが英国本店にあり、本店からの指示であったとの事でした。一説では米国からの圧力とも。
ではその他の香港の銀行は?
と思って中華系銀行の支店長クラスに聞くと、そのような指示は出ていないし、恐らくは本行はないだろう。とのこと。
また海外金融当局の指示従うような国でもない(中国)との面白い?頼もしい?回答を頂けてました。もちろんこの相手の支店クラスは友人ではありますが、雑談の中でのヒアリングで公式なリリースではありません。ですが納得も行くかなり信憑性のある情報でしょうね。
特に中国、ロシアは日本の金融当局の圧力なんか屁とも思わない国でしょう。
そんな銀行口座の開設が厳しくなった香港ではありますが、英語が堪能でも、香港に居住住所があっても口座が開設出来ない事例も多く耳にしています。
実際に英語が堪能な友人は2人ともNGでした。
でも現在でも英語面接無しで口座が開設できる香港の銀行(一部支店)もあるんですよね。
実際に今月だけでも僕の回りの人達が10人近く開設しています。もちろんマイナンバーも無しで即時に口座開設。まだまだやってくれる銀行は多くようです。
でも何れは全部出来なくなる事でしょう。
数年前はあれだけ自由に海外では銀行口座開設も出来たのですがね。
香港で銀行口座をお持ちの皆さん。
銀行からの郵送通知はしっかりと目を通しましょう。見落とすと大変な事になりますよ。
どちらにしてもマイナンバーの提出の手続き、そして口座がフリーズされた際にはアクティベート化または解約の手続きのために香港まで足を伸ばさないと行けないでしょう。