目指すは指名される人
こんにちは紺野昌彦です。
今月9月はまたまた移動の多い月で、沖縄→香港→中国→沖縄→北海道と現在連続出張の最中です。この後も東京→沖縄→上海と移動は続きます。
そんな出張も決して自身の仕事だけではありません。
現在は自分が関わる3社に関係する仕事と、他社からの依頼の案件、そして自身の案件など合計8案件でこれらの出張は成り立っています。
もちろん出張は、多くの皆さんと対面での打ち合わせ、案件の処理などのためで、極力メールや電話で済まさないように、自ら足を運ぶことに大きな意味があります。
このような実際の労力を必要とするビジネス以外でも、個人での投資や運用など不労でも生業を得ている部分もあります。ですがその投資や運用は、収入ではセカンド的なポジションでもあり、はやり生業の中心となるのは、実労力を伴う実業の部分が大きくなります。
もちろん投資などでも十分に僕自身の生活は成り立ちますが、全体的なウエイトの対比では実労が伴うビジネスが、投資より大きく占めている状況です。それは自ら動くのが面白いですからね。
さてさて本題に入りますが、何度かこのブログにも書いて来ましたが、僕のこれまでの案件は、自分たちで営業行為を行って得た仕事はほとんどありません。
ありがたくも、大半がお声掛け頂きご依頼を受けたお仕事です。
ここ10年は、WEBサイトでの仕事の募集もしていませんし、業態目録なんて物も、会社案内的なものも、作ったことも配ったこともありません。
既に2014年にバイアウトした事業で、かつて海外進出サポート、海外不動産販売などでの事業展開をしていた時は、マーケットの獲得のために販促物も大量に印刷もしていましたし、リスティング広告も年間で1000万円以上は使っていたかと思います。
それもあって、また多くの皆さまのご支援もあって、この事業はお陰でさまで創業4年で販売高11億円まで成長しました。
このように企業として一定の雇用を守り、企業としての体裁を維持するには当然の行為でもあったわけですが、ここでお話しするのは、企業ではなくあくまでも個人としての性質のビジネスのお話しとなります。
特にここ5年は個人としての生業を得ているのがほとんどです。
感覚的には個人事業者みたいなものでしょうか。もう少しわかりやすく言えば、ピンで動くタレントや文化人、評論家的な資質に近いと思います。
とはいえ、ありがたい事に米国で上場する外資系企業、香港で上場する企業をはじめ、複数の企業の役員や顧問という立場も、お声掛け頂け、現在は三足、四足の草鞋として努めさせて頂いているので、個人という性質だけではなく、組織人という側面も持ち合わせていますが、これは全てがどこで目をつけて頂けたのか、ヘッドハンティングや、紹介、推薦などでの賜物でした。その企業で自ら這い上がったポジションではありません。
これこそ僕の中では個としての性質と思っています。
タレントさんに例えると、うちにおいでよってプロダクション側から声が掛るイメージでしょうか。
もちろん仕事でもそうです。
「この案件一緒にやって頂けませんか」「このプロジェクトを共同でいかがですか」「この事業何処かに繋げれませんか」などと、依頼されるまたは相談されるのがほとんどで、僕が得意そう、また僕の人脈や、交友関係で完結しそうな案件が頻繁に持ち込まれます。
また他社の案件で、こんな案件で困っている企業があるので相談に乗ってもらえませんかなどと、知り合いのその先の事業者の案件が舞い込むことも多々あります。
それは金融系、資金繰り調達、暗号通貨、海外事業や、人材確保、不動産売買、不動産開発など多岐に渡ります。中には日本や海外の政府や地方自治体、政治家の先生などからの案件も多々あります。
要するにこのような特異なスキルや人脈、処理力、プレゼン力が、呼び込む案件であったり、時には処理能力そのものであったり、はたまた人脈や交友関係などが重宝されて、企業から囲い込むのに適した人材としてお声をかけて頂けるというメカニズムなのでしょう。
仕事を取るにはもちろん営業行為も必要なファクターでしょう。WEBサイトやリスティング広告、リスト集めに方法は様々。時には足で稼ぐことも。
ただオートで仕事が入ってる、オート案件が入ってくる環境を自らのまわりに普段から整えておくことも大いに重要でしょう。
それこそが、タイトルにもある「指名される人」そのものでしょう。
それには当然ながら仕事で必要となる様々なスキルが必要です。
当然一定の実績も大切です。この環境を整えるためには、何の努力も必要が無いという訳にも行きません。
時には複数のスキル、時には何かに特化したスキルや才能も大切になっては来ますが、同時に多くの人に対して認知してもらうことも重要です。
今の社会ではfacebookやインスタグラムなどのSNSや、今読んで頂いているブログなど情報を発信できるツールは数多く存在しています。
このようなツールを使うのも一つの方法でしょう。
ですが一番は対面で人と会うということ、そこでプレゼン力と同時に聞く力を養う事が、最も重要な要素と僕は感じています。
SNSではその人の予想はついても、人格までは決して伝わりません。きめ細やかな配慮が出来る人間であっても、文章からは中々通じることは難しく、どうしても想像の域からは出ることはないでしょう。
またいくら仕事が出来ても、資本が潤沢にあっても人間力に乏しかったり、付き合い下手であったり、口下手であったりしても、評価基準に至らない事もあるかもしれません。人の中傷や世間への批判の多い人は、SNSであっても対面であっても僕は付き合いたくもありませんしね。
むしろその確率の方が高いでしょう。
仕事が出来ても正確が悪ければ、僕はその人から避けたいです。また資本が潤沢でも鼻に付く発言が多かったりしても、僕とは組みたくないと思います。
それでは逆はどうでしょうか。
多少仕事スキルが発展過程であったとしても、人間性が素晴らしく、折り目正しかったりしたら、一緒に頑張ろうかな?とも思いますし、時に若年だと応援してあげようかなって親心を差し伸べてしまいたくもなります。
どんな事柄でも最初と最後は人というイメージでしょうか。
僕は自分自身が出来ている、またパーフェクトとは到底思ってはいませんし、未熟だらけとは心底思っています。
だからこそ、本来メールで済ませれる案件でもできる限り、定期的に自分で足を運び、相手と対面で膝を突き合わせて、打ち合わせするようにしています。
こんなことからでも人間関係は飛躍もしますし、事あれば声もかかるようにもなって行くのです。
人と会うのが苦手、口下手、これは最初に克服しないと行けないことかもしれませんね。
このようなベースに、スキルや経験、実績が伴えばそこからが飛躍なります。
スキルと処理能力が高くても、経験や実績がなければ、机上の空論と取られる事もありますからね。
ですがここに人間力とプレゼン力が重なれば、時には経験と実績を大きく凌駕することにも繋がります。
それはエンジェル投資を受けるベンチャー事業がそれに当たるでしょう。ベンチャーに長期の経験や実績があるわけではありませんからね。
僕の場合はたまたま対人能力という部分が功を奏して来たところも大きく、そう見える、また感じるところも大きいかもしれません。
いくつか自負する僕自身の特異能力のひとつもこのような部分です。
それにスキルが重なり、年齢と共に経験と実績が重なり合い、いい状況があるだけなのかもしれません。
もちろんここにたどり着くにも、人より努力してきたとも思っていますし、誰もトライしないような事ばかりに突っ走って来たり、没頭してきたのもあります。
結果としてあまり危険を恐れない、失敗を恐れない胆力も身に付いたのかもしれません。
凹む事がなかなかありませんw
おかげで今ではありえないような仕事ばかりお話を頂き、他人に話をする際にも嘘を言っているように自分でも感じるくらいです(汗
つづく。
紺野昌彦