北海道の不動産投資はこれから
北海道の不動産はこれから。
こんにちは紺野昌彦です。
僕の現在の居住地はタイのバンコクがメインであり、活動地域はASEANから中国メインランドならびに中華圏の地域なのは、このブログでよく書いています。
日本のインバウンドの増加の根拠についても、行く度となくこのブログで書いて来ました。そのアウトバウンド先に僕は居住地を置いているのですが、毎月のように日本に旅行に行く香港人や中国人、タイ人などの友人もかなりの数がいらっしゃいます。
僕は仕事が投資家側面も持ち合わせますので、海外の友人の多くも富裕層に属する面々。そんな方々の動向も視野に入れた、自分自身の中でもホットな情報を今回は開示してみたい思います。もちろん内容は表題の北海道の不動産です。
これまでに日経新聞などでは、ニセコ、倶知安、とくに比羅夫の不動産の高騰は、幾度となく報道されており、それを目にしている人も多いのではないでしょうか。
ニセコから比羅夫にかけての不動産の高騰ぶりは、想像を超えるものがあります。
ゲレンデ近くのコンドミニアム用地は価格の高い物では坪単価が1000万円オーバーで、東京都の港区並みの単価が標準で取引されています。日経新聞などでの記述のとおりです。
比羅夫の一番奥地の谷底にある住宅地でも坪単価は60万円で既に完売しているという状況。
ただニセコのスキー場周辺の土地やコンドミニアム、別荘、別荘用地の高騰は、投機目的での投資ではないのが一番注目する点なのです。
要するに実需なのです。
その中でも高騰してからの転売という投機目的の方ももちろんいるでしょう。また10年前に別荘として買ったコンドミニアムがいい値段となったので転売しようと、結果として投機になっている例もあるでしょう。
ただこれはごく一部で、大半が投機目的ではなく自己で使用を目的する実需なのです。これがここ3年間ほど年に4、5回現場を歩いて感じたことです。
それを裏付けるのは賃貸物件やホテルとして貸出しした場合の利回りは3%前後しか出ません。
よっぽと都内や大阪で賃貸マンションに投資する邦画インカムにつながるわけで、基本的ステイタス&自己使用が目的なのです。
ちなみに予約サイトでもご覧頂くと早いのですが、この付近は、ウィンタースポーツシーンは、コンドミニアムで1泊が15万円から20万円は珍しくありません。もちろんこの価格で満室となり予約を取ることも難しいのです。
分かりやすい例をもうひとつ上げると、人気のあるコンドミニアムや別荘は、予約は全て前金でなくては予約が出来ず、しかも5泊から承りますという始末。
以下に需要が高いのかを物語る一例でしょう。
またもうひとつ驚くべき点があります。画像のように建設ラッシュのニセコ、比羅夫周辺ですが、開発ディベロッパーほとんどがオーストラリア、シンガポールを始めとする外資系企業なのです。
比羅夫周辺にはこれらを賃貸仲介したり販売する不動産会社や、ディベロッパーのオフィスも数多く存在するのですが、経営のほとんどが外国企業。
よってそのほとんどが英語しか通じない業者なのです。
今回4月の雪解けに合わせて足を運んだ際に宿とさせて頂いたハイアットハウスのフロントは英語対応でした。
ここで錯覚、早とちりして欲しくない部分があるのですが、ここにはあの爆買いで名を馳せた「中国人」の姿はほとんどなく、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、カナダ、ヨーロッパの国々の人々がシェアの50%以上締めているのです。
重ねて書きますが、中国人の買い占めで価格が上がっていると言うのではありません。
それで最近になり、シンガポールや香港人とアジア人が増加しつつあり、続いてマレーシア人、タイ人などとASEANの国々の富裕層としてのマーケットが開花したばかりの市場でもあるのです。まだ中国人は皆無なのです。もちろん日本人もなんですがね。
さて上記の画像の3点は、ニセコ、比羅夫の谷底の一番安い坪単価が60万円のエリア。当然とっくの昔に売れており今は転売物件が数戸あるのみ。
上記3つの中の一番最後のが画像が、有名なタイ企業レッドブル社の会長の別荘です。
ちなみにここ比羅夫の谷底の一番安価な宅地エリアで唯一、売りに出ている別荘で2億5000万円。ちなみにニセコのゲレンデには歩いて行くのは不可能な距離なのです。推定3kmでしょうか。
ニセコの比羅夫のリフト乗り場に一番近いコンドミニアム用地として販売が出ているのは、坪単価1000万円のところのみ。
もちろんこのような別荘地だけでなく、コンドミニアムも1億円以上は当たり前の価格。9000万円台から1億2000万円台のものは概ね100平米ちょっとの広さ。
ニセコのコンドミニアムが南半球、欧米人に着目を始めた10年前に販売された価格ですでに100平米で5000万円スタートだったとか。
恐るべきニセコ不動産です。
そのコンドミニアムもまだまだ建設ラッシュは始まったばかりにも見えます。
シンガポールディベロッパーが現在6棟のコンドミニアムの建設を建設をはじめていますし、見る限り完成棟に匹敵すると言えば大袈裟ですが、そう感じさせる光景は誰が見ても同じ印象を持つと思います。
この記事を読んでもらいたいのですが、このような日経新聞の記事は昨年だけでも数回掲載されています。
ニセコ不動産日経などと検索すればたくさん出てきます。
上記の記事は何れも日経新聞の記事。これがリアルな事実と伝わるのではないでしょうか。
さてさてこの上がり調子のニセコ方面ですが、前述のように欧米人が主で、メインランド中国人が参入するのはこれからなのです。
それは2022年のペキン冬期五輪前後でしょう。
北京冬期五輪では、中国政府はそれまでにウィンタースポーツ人口を3億人まで増加させる国策を発表日しています。もちろん3億人は現実的で無いとしても1億人くらいのウィンタースポーツ人口には達するでしょう。
またアジアでパウダースノーを堪能できるエリアは日本の白馬や東北以北のスキー場のみですので、この内の1%がスキー場のあるエリアに押し寄せても1000万人ですし、仮に0.5%とでも500万人が新たにウィンタースポーツインバウンドとして日本のパウダースノーのある各地域に渡航してくるでしょう。もちろんこの数の大半が富裕層でしょう。
ただしニセコ方面は既に価格が上がり過ぎているので、ポストニセコとして北海道の他のエリアでの開発のスタートしているのです。
上記の記事はちょうど数日前の日経新聞記事。
僕もこの事態になることを予想して3年前からポストニセコを物色してきました。新聞より早く動くこれが鉄則ですね♪
北海道にはニセコ以外にも日本で最長の滑走距離を誇る留寿都のスキー場や、トマム、キロロ、サホロなど有数のスキーリゾートが点在します。
この中でも僕が注目しているのは、ニセコ、留寿都、洞爺湖の3点を結んだ三角型の中。
ちなみにニセコの別荘波及はなにもゲレンデに近い距離だけが必須ではありません。
僕がここ3年間調査したところ、キロロやトマム、サホロなどは別としてこの付近に限定して言えば、羊蹄山ビューが1つの要素になっています。
以下の画像のニセコ付近の別荘地はニセコアンヌプリからも比羅夫からも車で10分20分も離れてるエリアです。もちろん画像のような別荘は億以上の価格です。土地もビューがよければ坪単価が25万円くらい。
おそらくはホントの価格は坪単価が2000円、3000円だったでしょう。
このニセコ、留寿都、洞爺湖を結ぶエリアには、まだまだ大きなインセンティブが隠されているのですが、洞爺湖は記憶にある方も多いでしょうが、洞爺湖サミットの開催地として世界の表舞台に出たこともあります。
洞爺湖も既に現在土地の買い占めがスタートしている現状もあるのと、2019年10月にはG20の観光大臣サミットが倶知安で開催されます。またその知名度と羊蹄山望む風光明媚な地域性が国外にリリースされます。
そして現在着工工事がスタートしている、北海道新幹線の函館、札幌間延長。このトライアングルの中を走りニセコと留寿都の間に停車駅が計画されており、これが完成すると東京から4時間の鉄道の旅で北海道に訪れる事が可能となるのです。(現在は4時間を切るようにする議論が進められています)
飛行機だと北海道まで2時間弱だと思わないでください。北海道の空の玄関口の新千歳空港からニセコは2時間の陸路があり、ルスツは1時間半の行程が必要なので、新幹線の方が楽な場合も想定されますし、札幌からの移動も一気に短縮されるのです。
ちなみにこの北海道新幹線の開通は早くて2030年とそう遠くないのです。
そんな留寿都村にあるルスツリゾート付近の不動産価格も僕が見ているここ3年間毎年倍の価格で上昇が続いています。
ルスツリゾートの隣の別荘地は昨年は坪単価が10万円から15万円だったのが今年は一番安価なところで坪単価が25万円スタート。もちろん一番安価なところでで区分は2つのみ。他は坪単価が50万円にまで上がっていました。
留寿都不動産価格
これはルスツのスキー場に面するコンドミニアムが55平米で6400万円という単価で販売されたのが、完売が近いというのに反映された結果のようです。
ただし別荘地ではなく、数キロ離れ探せば坪単価が数千から数万円と高立地で安価なのも見つけられる状況でもあるのです。
今回の調査でも坪単価5000円未満で数ヵ所見つけて参りました。もちろん公道に面しライフライン等のインフラの状況もクリア。当然無指定なので高さも気にする事もありません。
北海道ならではの除雪なども公道の除雪もされる地域。即決購入は3ヶ所。ちょっと楽しみです。
皆さんも一度物色と調整をしてみては如何でしょうか?
僕も久しぶりに不動産の爆買いです♪
紺野昌彦
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