ロシアの銀行金利は魅力的
こんにちは紺野昌彦です。
ロシア連邦共和国の銀行金利は魅力的。
世界的見て高い銀行預金金利の国は多く、中には年率10%以上の金利が付く国も実は珍しくはありません。
モンゴルに関しては年率13%台、アゼルバイジャンも13%台などと、高い水準の国もあり、多くの日本人を含む諸外国人が口座開設に訪れています。
これらの国々の多くは資源国。
レアアースや原油などの天然資源を持ち、人口が少ないのが特徴です。
これらの高銀行金利の国々は渡航に勝手が悪く、ネットバンキングが不可であったりとなにかと作りにくいのですが、ロシアのウラジオストクなら日本から2時間の渡航で比較的簡単に銀行口座が開設可能です。
ロシア経済圏は BRICsと呼ばれ、B(ブラジル)・R(ロシア)・I(インド)・C(チャイナ=中国)の4カ国で少し前には投資の対象となった国々のひとつです。
現在の発展途上国の中で、21世紀に大きな経済成長が見込まれる国として注目を受けた経緯があり、現在でも発展途上のエリアを多く抱えるロシアは開発途上国、そして資源国として優位と考えられてきました。
ですが中長期的な原油をはじめとした天然資源の価格下落や、ウクライナ問題、クリミア問題などで米国や世界世論との対立を深め、経済制裁を受け、ルーブルが急激な下落をした結果、経済的には低迷気味でもありました。
ですが、2016年12月1日のOPECの原油減産合意や、米国の政権交代で誕生するトランプ政権の誕生で米ロの関係改善も視野に入り、ロシアルーブルは為替相場で息を吹き返す可能性も高く、銀行金利よりも為替差益にも期待ができそうです。
今回の調査滞在で、沿海地域(プリモルスキー地方)の銀行での銀行金利の確認を行って口座開設もしてみました。
181日の半年間の定期預金で年率8.7%
383日の1年間の定期預金で年率8.8%
※共にルーブル建て(複数国通貨での定期預金も可能だか金利は低い)
※非居住外国人でも口座が開設可能。
開設にあたっては、パスポート、入国記録紙(イミグレーションで渡されるもの)と本人の来行で当日申し込みが可能で翌日にはクレジットカードの受け取りが可能。(VISAカードのデビット付き)
開設費用は口座開設料300RUB、スピード開設(翌日受け渡し)+100RUB、インターネットバンキング開設1000RUBの計1400RUBの開設手数料と初回デポジット。
ウラジオストクの主要産業と発展性
ウラジオストクの主要産業は、造船行、漁業、海運業、軍港関連産業で、ソ連邦の崩壊後は中古車輸入での極東における一台市場となっていたようですが、2009年1月にロシア政府が自国自動車産業の保護を目的とした輸入車にかかる関税を大幅に引き上げたため、地元では大きな影響が出て以降衰退しています。
現在ウラジオストクが行政として積極的に産業誘致をおこなっており、マツダ、トヨタなどの日系自動車メーカーの進出も果たしています。
2009年にはロシアのソラーズが極東初の自動車工場を創業し、機械工業の誘致にも積極的。
2015年現在ではウラジオストクのある沿海地方に42の日系企業が進出済み。(現地ローカル紙のデータによる※EHB NEATV紙)
日系主要企業
NHK、共同通信、朝日新聞、丸紅、三井物産、住友商事、島津製作所、商船三井、三菱東京UFJ銀行、北海道銀行、日野自動車、トヨタ、マツダ他。
ロシア全体の経済規模から見て、ウラジオストクを含む極東地区の経済規模はわずか4%しかありません。
現在ウラジオストクに存在する日本食店または日本食を扱う店舗は52店舗(ただしロシア人経営者も含む)現地飲食現地の飲食Webサイトによる。
安倍首相とプーチン大統領の首脳会談
同じく2016年12月に日本の安倍首相とロシアプーチン大統領の首脳会談で日ロの関係も改善が予想されます。
また日本のODAでの極東、沿海地方の開発支援の可能性も高く、今後の同地方の発展にも期待が持てます。
これはJETOROの資料ですが、ウラジオストクは自由港構想もあり今後が楽しみです。
紺野昌彦
寒いと凍るかも、夏場なら行っても。
どう行くか、HKか日本からか?
英語ダメだと?
秋満