タイへの中国人観光客500万人突破
タイへの中国人観光客数500万人突破
タイ政府観光庁によると、タイを訪れる中国人観光客の数は2014年にはのべ460万人となり、今年は560万人を超えることが見込まれると予測。
中国メインランドからのタイへの入域者数は、2011年度には100万人台だったのが、2013年には250万人を超え、2015年度は560万人まで前年比を倍ペースに近い伸びを見せている。
一昨年ごろから、全体でのインバウンドの増加が顕著となり、長引くバーツ高の為替相場の経済環境の中でも、大きく観光産業にプラスとなっている。
ただバンコク、パタヤ、プーケットなどの主要観光地は、ホテルレートの上昇が大きく、今年のチャイニーズニューイヤーでは、スクムビット周辺のホテルでは通常レートの4倍の泊料にまで上がった。
今後の推測として、タイでの急激な物価上昇、宿泊レートの上昇など、急激な観光増による相場変動が予想され、これまでではあまり見られなかった、コンドミニアム等のタイ不動産への中国人投資も徐々に動き出している。この傾向から、中国からの投機マネーも高順位にランクインしそうだ。
昨年からのルーブル安によってロシア人観光客の現象が目立つ中、ロシア、東欧系のインバウンド数の減少数をはるかに上回る。
中国人観光客の動向は、タイ不動産へのロシア人販売の数減少を上回る可能性も高く、特にパタヤ不動産でその動向が既に見られだしている。
これらがタイ不動産の価格上昇につながることも予想されるので、さらなる高騰を招く可能せもある。
実際にタイの不動産は、実需販売の傾向が高いが、これらの中国マネーの不動産投機が本格化すれば、現在は症候状態の建設状況、販売状況が再び再加熱する可能性も十分あるだろう。
特に中国からの観光客が集中するパタヤ不動産で、中国人の書いが目立ち始めている。
報道記事から
先月19日~25日までの旧正月休暇中に、14万3000人の中国人がタイへ渡航したとのことだ。これによる観光収益は、8億6000万バーツだったという。昨年タイへ渡航した観光客全体は、2480万人だったとされる。このうち、18.6%が中国人だったとしている。これを人数に換算すると462万3000人だったとのことだ。これに続き、マレーシア人が248万人、ロシア人が160万人だったという。
タイ旅行代理店協会(ATTA)首脳は、中国市場はタイにとって有望だと述べた。また、今年後半に発効予定のASEAN経済コミュニティ(AEC)により、同国からの観光客が増加する見込みだとされる。これを背景に、同国の観光客が年内に500万~600万人に及ぶ可能性が高いとしている。
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