パタヤ・ウタパオ国際空港にエアアジア就航
パタヤ・ウタパオ国際空港にエアアジア就航
今年過去最高の観光客数が確実となりそうなタイ王国。
各国からのフライトは増便傾向が続いている。国内線の増便はさることながら、パタヤから約1時間のウタパオ空港も活気だっている。
4月にはバンコク、ドンムアン空港から国内線カーンエアーがウタパオ線が就航し、今回はマレーシアクアラルンプールからエアアジアが就航した。7月16日に初日のフライトでは、85%の乗機率とのこと。
エアアジアでは、パタヤの玄関口であるウタパオ空港と中国の複数都市への祖先を開設する計画で、10月ごろには実施とのこと。
パタヤは、ルーブル安のロシア人に入れ替わり、中国人の増加が目立つ。
現在はまだ団体旅行の傾向が強いが、中国路線の就航で個人旅行などへの今後はシフトし、大きくビジネス等の数字にも反映することに期待したい。
実際にパタヤでの不動産に中国人の購買が目立ち始めている。
ウタパオ空港はタイ東部のビーチリゾート、パタヤの南約40kmに位置している。バンコクからの距離は南東方面に約140kmに位置する。
元々はタイ海軍航空部隊の基地で、空港には長さ3500m、幅60mの滑走路を持つ。現在は旅客ターミナルなどの設備があり、航空会社のチャーター便、定期便を受け入れている。特にロシア方面からのチャーター機が多く、ロシア方面からの空の玄関口になっていた。
タイ政府は同空港を本格的な商業空港として開発する計画で、2016年のスタートを目指し、新旅客ターミナルの建設を進めている。
パタヤはタイ、チョンブリー県にあるリゾート都市。
リゾート都市でありながらタイでは有数の経済としでもある。周辺には数多くの工業団地を有し、年々その規模は増大している。
これら工業団地の増加に伴い、パタヤ周辺のタイ人、外国人人口共に大きく増加しているのが特徴。
この地区へ多くの日系、外国企業が集まるのは、洪水リスクの低さと周辺にタイ有数の深海港でもあるレムチャバン港、ラヨーンのマープタープット港などの海運拠点が集まる環境がある。
このような観光増加の反面、タイの航空事情に暗い影も落ちている。
タイ運輸省は20日、航空事業の許認可などを担当する同省民間航空局の安全審査体制に問題があると米連邦航空局が指摘したことを明らかにした。2カ月以内に改善されない場合、タイ国際航空の米国路線に影響が出る恐れがある。またこれを受け、日本の国土交通省は、タイの航空会社による日本路線の新規就航、便数や機材の変更、チャーター便などの認可を3月29日から凍結している。
現在ドンムアン国際空港での手荷物検査の強化による大混乱は、米連邦航空局の指摘によりセキュリティー強化に至ったわけだが、改善の混乱の収拾までやや時間を要しそうに感じる。