タイ不動産供給過剰の兆しか

タイ不動産供給過剰の兆しか

日経新聞電子版2015年6月22日の記事によると、アジアの主要数都市は不動産需要が冷え込む兆しのある中、不動産の供給過剰に直面しているが、バンコクも景気減速や流動性の欠如から、同様の問題に直面する可能性が出ている。
10年以上の間、不動産開発業者や投資家はタイの不動産部門の成長サイクルに終わりはないと考えてきた。
バンコクの在庫水準は中国の主要都市の水準に近い。中国の昨年末時点の居住用不動産の在庫は12カ月から33カ月で、数年前の不動産バブル時以来最高となっている。
しかし最近、供給と在庫水準は上昇し続けており、購入率は減速している。また、市場で投機が拡大していることも開発業者の大きな懸念材料となっている。
中価格帯のコンドミニアムの投機目的の購入は現在、全戸数の30%以上を占めており、これは1997年のアジア通貨危機以来の数値である。

現在のタイの不動産についてこのような記事が出ていたが、実際にはどうだろうか。
先日ブログにも書いたように6月上旬に販売開始されたミドルクラスのコンドミニアムは販売初日で全ユニット数の60%を販売している。
またバンコクポストでは、した米資本住宅販売会社のバンコク都内のコンドミニアムの販売数は昨年の同時期より22%も上昇している。

バンコクポスト紙、コンドミニアム販売増加の記事

確かに一昨年までは新たに販売されるコンドミニアム、そしてユニット数が小康状態であったのも否めない。
今年に入り販売ユニット数急増じているのも事実だ。

「インドの主要都市も不動産バブルを経験している。最も極端なケースはムンバイで、高級住宅の需要は低いままで、未販売の高級住宅の在庫は現在100カ月分だと印民間調査会社ライゼス・フォラス不動産格付け研究所の創業者、パンカジ・カプール氏は言う。最近の同氏のコメントによると「健全な市場」の場合、在庫水準は通常8カ月で維持されている。」

今回のバンコクの指標は、インドムンバイほどではないが、バンコクでは一部ディベロッパーで過剰在庫の特売なども行われているケースもあるとか。

ただこれと同時に、現在タイへは中国メインランドのインバウンド数が急増中で、2012年の約125万人が2015年は560万人に達する。
またここ2年は政治的不安定から経済後退気味だったのが、今年に入り一定の指数で大幅な上昇傾向にも転じている。
タイの経済再成長へのスタート、中国の投機マネーの流入は現在のコンドミニアムの在庫数にどのように現れるのかがポイントだろう。
タイのコンドミニアム上場率は今年の第一四半期の指数は良好であったが、今年の暮れぐらいからこれらの指標が結果として出てくるだろう。

タイ景気拡大の記事

個人的には、中国、台湾、香港、シンガポールなどの投機マネーの流入が増加し、事実上前年比を超えるのではないかと考えている。ただし実需の枠は現在よりも小さくなり、投機目的枠が増加となるだろう。
今後はより物件選びの目利きが重要となる。

タイ不動産

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1件の返信

  1. 2015-07-01

    […] 昨日のブログでも書いたようにタイ不動産の過剰供給の兆しも指摘される中、経済の底打ち状態でのバンコクでの不動産販売傾向の予測でもあり、同時にバンコクで不動産販売をする事 […]